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漢方について

<<このページは医薬品である「漢方薬」についてをご説明しています>>

■生薬とは?

植物を中心に、動物や鉱物を含めた天然のお薬です。
中国薬物研究所のまとめによると、生薬の種類は薬草類が278種、動物類52種、昆虫類18種、鉱物類36種、の合計394種です。
有効成分の含まれている、根・種・葉・茎・皮・果実などを乾燥させ煎じたり粉にしたりして使います。
同じ植物でも、部位によって、薬効が異なることもあれば、名前も違います。
身近なもので言えば、イチョウの葉、枇杷の葉、ヨモギ、杏の種、桔梗の根っこ、クコの実、ヤマイモ、などです。

■漢方薬は長く飲まないと効かない?

漢方薬は10分程で効きます。
ではなぜ長く飲まないと効かないと言われているのか?
それは漢方が得意とする体質の改善をするときの事です。
何十年も前からアンバランスな身体を持ち続けていて、今日明日漢方薬を飲んだからとすぐにそのバランスがとれる事はないのです。
じっくりその身体が作られてしまった訳ですから、やはり月単位での服用必要となるのです。
もちろん風邪や頭痛、腹痛、胃痛などその場で起こった症状に関しては漢方服薬10分ほどで効いて来るのです。
是非、体質改善(冷え性・肩こり・頭痛・便秘など)に漢方をお勧めします。

■漢方に副作用はある?

漢方には副作用がないと未だに信じられていますが、お薬には主作用と副作用がありますからもちろん漢方薬にも副作用はあります。
ただし、西洋医学でいう副作用とは少々意味合いが違います。
もともと副作用という概念がないのです。
あえて副作用としてとらえるのは、誤治つまり診断ミスによるもの。
アレルギー反応や生薬の薬理作によるもの。
瞑眩(めんげん)といって一過性の副作用の後、症状が改善する好転反応によるものです。

■西洋薬や他の漢方との併用はできる?

ほとんどの漢方薬は他の漢方薬や西洋薬と併用できますが、処方の中には、西洋薬との飲み併せに注意が必要な処方もあります。
インターフェロン製剤と小柴胡湯(しょうさいことう)の併用により間質性肺炎が発症することが知られています。
漢方処方同士では、例えば甘草(かんぞう)は約7割の処方に飲まれていますが、重複しての服薬により、偽アルドステロン症(顔や手のむくみ、脱力感、頭痛、手足のこわばり、尿量減少などの症状)があらわれる場合があります。

■子どもや妊婦さんは服用はできる?

子どもや妊婦さんでももちろん服用できます。
もともと日本もつい100年程前までは漢方(東洋医学)しかなかった訳ですから。
ただし、飲まない方が良い処方や、飲んではいけない処方もあります。
例えば、妊娠中の風邪や便秘などに飲める漢方薬はありますか?という質問が多くあります。
妊娠初期(6~11週)の頃は、催奇形性の時期なので漢方薬の服用はなるべく控えた方が良いですが、病院での抗生物質などの処方薬は飲みたくないということであれば、漢方薬の処方に妊婦さんでも服用出来る漢方処方があります。
妊娠中の漢方薬の服用については、禁忌や要注意の生薬以外での適切な使用であれば大丈夫です。
禁忌とされる生薬:三稜(さんりょう)、莪朮(がじゅつ)、牽牛子(けんごし)、センナ、アロエ など。
注意を要する生薬:大黄(だいおう)桃仁(とうにん)紅花(こうか)牛膝(ごしつ)、枳実(きじつ)、附子(ぶし)

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