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鼻がムズムズする…花粉症かな…アレルギーかな…
国民病ともいわれる花粉症。
実は似た症状でも、通年性のアレルギー性鼻炎の場合や、
花粉以外の原因として黄砂なども知られています
鼻がムズムズする原因について、まとめてみます
アレルギー疾患の原因はさまざま
花粉症
春の花粉症のピークは4~5月と言われています。
ですが、5月下旬のいまも鼻がムズムズする…という声が聞かれます
実は花粉症の原因となる花粉は、想像よりもたくさんあります
春が飛散ピークとされるのはスギ・ヒノキがよく知られています。
春の終わりから秋に向けてピークとなるのがイネを中心にブタクサなどです。
スギは、再び秋から飛散されますね
地域によって異なりますが、このように1年中さまざまな植物の花粉が飛散しています!
黄砂
黄砂は、中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠・ゴビ砂漠や黄土高原など、
乾燥・半乾燥地域で風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた
土壌・鉱物粒子が、風に乗って日本に飛来する現象です
黄砂のピークは3~4月ですが、5月いっぱいは飛散に注意が必要です。
6月になると黄砂観測日数が減り、7~9月はほとんど観測されません。
春の鼻ムズムズは、黄砂の影響も考えられそうです。
PM2.5
大気中の浮遊粒子のうち、直径2.5μm以下のものをPM2.5と呼びます。
非常に小さい粒子で、髪の毛の太さの約30分の1です!
PM2.5には、黄砂由来の粒子や大気汚染物質由来の粒子も含まれていると言われています。
黄砂が多い日は、PM2.5の濃度も上昇するという観測結果もあるそうです。
粒子が非常に小さいことから、吸い込むと肺の奥深くまで入りやすいです。
そのためアレルギー性鼻炎に加え、結膜炎・呼吸器疾患との関係も心配されています。
ハウスダスト
ハウスダストは、ホコリの中でも特に1mm以下の
肉眼では見えにくいもののことを指します。
具体的には、衣類などの繊維・ダニの死がい・ペットの毛・タバコの煙・カビなど
さまざまなものが含まれます
そのうち3割程度は家の外から持ち込まれるとされていて、
風に乗って窓から入ってきたり、衣服・バッグ・持ち物にくっついて入ってきます。
室内で発生するものの大半は、衣服や布団から出る綿誇りです。
セーター・厚い布団を使う寒い時期は、室内のハウスダストにより注意が必要です。
ハウスダストは小さく軽いため、宙を舞います。
よって人の動きに合わせてあちこちに移動してしまいます。
ハウスダストが床にたまったタイミング、つまり朝一番に掃除をするのが効率的です
疲労・ストレス
ストレスによって、鼻粘膜の抵抗力が弱まり刺激を受けやすくなると言われます。
そのため疲労やストレスは、症状を悪化させてしまいます。
また自律神経のバランスが乱れると、体調を崩す原因になります。
適度にストレスを発散させることも、とても大切です
腸内環境
アレルギー性疾患の発症には、
腸内環境が深くかかわっていることが指摘されています
例えば、腸内細菌の働きによって産み出される短鎖脂肪酸という物質が、
アレルギー反応を軽減するなどの研究結果が報告されています。
また免疫細胞の50%は小腸に、20%は大腸に集中していることからも、
腸内環境の乱れがアレルギー症状に関わっているとされています。
寒暖差
急激な寒暖差によって起きる症状を寒暖差アレルギーといいます。
アレルギーという名はついていますが、ここまで確認したような
花粉やハウスダストなど特定の原因によって引き起こされるものではありません。
正式な病名は「血管運動性鼻炎」といいます
鼻粘膜にある血管の収縮と拡張は自律神経によってコントロールされており、
寒暖差の刺激で自律神経のバランスが乱れ、
その調節がうまくいかなくなって症状が現れると考えられています
寒暖差アレルギーによる症状はアレルギー性鼻炎の発症メカニズムと異なるため、
鼻炎薬が有効であるとはいえず、自律神経のバランスを整えることが大切です。
アレルギーに漢方は効くの
!?
よく知られる抗ヒスタミン薬
治療は主に「抗ヒスタミン薬」と呼ばれる薬物治療です
アレグラ・アレジオン・ザイザルなど、花粉症やその他アレルギーのご経験がある方は、
いずれかの薬剤名を耳にしたことがあるかと思います。
抗ヒスタミン薬は、抗原抗体反応で大量に放出される
ヒスタミンによる反応を抑えることを目的としています。
飲んだことがある方はご存じの通り、
服用後の眠紗
のどの渇き
などが副作用として知られています。
漢方薬も選択肢のひとつ
アレルギーに漢方。
いったいどんなものがあるのでしょうか
漢方に携わって30年となる、氣生薬局代表の
久保田先生に聞いてみました
どんな漢方薬がアレルギーにいいの?
排膿散及湯(ハイノウサンキュウトウ)
荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)
玉屏風散(ギョクヘイフウサン)
小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
温清飲(ウンセイイン)
麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)
小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)
葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)
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アレルギーに漢方と考えると、
そのアレルギーの性質によってたくさんのアプローチがあります。
症状に合った漢方の選択が大切です!
どんな漢方薬を選んだらいいですか?
先ほどご紹介したようにたくさんの種類があります。
症状に合った漢方の選択が何より大切ですので、ぜひ専門家をおたずねください
どんな時に症状が強く出る?
いつから症状が出ている?
今までとの症状の違いは?
特につらい症状は?
漢方薬局 氣生薬局では、
漢方カウンセリングでオーダーメードの漢方薬をご提案しています
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どうやって漢方薬をお願いできるの?
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