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夏太りと夏痩せどちらが起きやすい?現代科学と東洋医学で徹底解明!

「夏は汗をたくさんかくから痩せそう!」と思っていませんか?それとも「夏バテで食欲が落ちて痩せる」というイメージでしょうか。

実は、現代人にとって夏は「夏痩せ」よりも「夏太り」の方が起こりやすい季節と言われています。

この記事では、現代西洋医学の生理学的な視点に加え、東洋医学の「養生(ようじょう)」の知見も交えながら、「夏太り」の真相とファスティング(断食)に最適な季節について詳しく解説します。

 

「夏太り」と「夏痩せ」、実はどちらが起こりやすい?

結論から言うと、現代において起こりやすいのは「夏太り」です。

昔は暑さで食欲が落ちて痩せる「夏痩せ」が多く見られましたが、エアコンが普及し、冷たい食べ物や飲み物が手軽に手に入る現代では、夏太りに陥る人が増えています。

なぜ「夏太り」が起きるのか?(現代医学×東洋医学の考察)

① 【現代医学】基礎代謝の低下と冷房による冷え

人間の体は、外気温が低い冬に体温を保とうとしてエネルギーを消費(基礎代謝がアップ)します。逆に夏は基礎代謝が1年の中で最も低下します。さらに、冷房による寒暖差で自律神経が乱れ、血行不良から「むくみ」や代謝低下を引き起こします。

② 【東洋医学】「湿邪(しつじゃ)」と「脾(ひ)」の弱り

東洋医学では、日本の蒸し暑い夏特有の湿気を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。この湿気と冷たい飲食(生冷物)は、消化吸収と水分の代謝を司る器官である「脾(ひ=胃腸機能全般)」を直撃します。

  • 脾が弱ると水分代謝が滞る:体に余分な水分や老廃物(湿・痰)が溜まりやすくなります。
  • 「水滞(すいたい)」による太り:体重が増えたり体が重だるく感じたりするのは、脂肪だけでなく「体内に溜まった余分な水分(むくみ)」が大きな原因です。

夏のおすすめ食材をとる

胃腸を整えるねばねば食材・・・オクラ、山芋、納豆

溜まった余分な水分をぬく・・・小豆、ハトムギ、もやし、きゅうり

紫外線によって増える活性酸素の除去・・・パプリカ、ピーマン、みょうが

冷たい飲み物・食べ物・甘いものを摂りすぎないことも大切!→脾を弱らせてしまいます。

【心】と夏の養生―五行論から読み解く、やさしい漢方理論と薬膳セルフケア

 

ファスティングを行う時期はいつが一番いい?

体調を整えたりデトックスを目指したりする際、注目の「ファスティング」。東洋医学の「四季の養生」の観点からも、ファスティングに最もおすすめの季節は「春」と「秋」です。

東洋医学で見る「春」と「秋」がベストな理由

【春】「発散とデトックス」の季節(肝の時期)

  • 東洋医学的視点:春は自然界の陽気が上昇し、芽吹く季節。五臓では「肝(かん)」が活発になり、体内の毒素や冬の間に溜め込んだ老廃物を外へ排出(デトックス)しようとする働きが高まります。
  • ファスティング効果:体の自然な排泄サイクルに乗ることができるため、効率よく老廃物を外に出し、体をリセットできます。

【秋】「脾胃の休息と秋バテ防止」の季節(肺への移行期)

  • 東洋医学的視点:秋は寒暖差が落ち着き、収穫と充電の季節。夏に冷たいものや湿気で痛めつけられた「脾(胃腸)」を労わり、冬の寒さに備えるエネルギーを蓄える時期です。
  • ファスティング効果:傷ついた胃腸を一度休ませる(ファスティングする)ことで「脾」の働きを回復させ、消化吸収力を正常に戻すことができます。

💡ワンポイント:季節の変わり目「土用(どよう)」もおすすめ!

東洋医学では、立春・立夏・立秋・立冬の直前にある約18日間を「土用」と呼びます。土用は「脾(胃腸)」が主役となる時期です。季節の節目に短期間(16時間断食や1日断食など)胃腸を休めるのは、東洋医学的にも非常に理にかなった養生法です。

※夏土用は2026年7月20日~8月6日

 

季節別!ファスティングを行う際の注意点

季節ごとの体の特性(陰陽バランス)を押さえておけば、一年を通して安全に行うことができます。

【夏】にファスティングを行う場合

  • 体の熱を冷ましつつ「冷やしすぎない」:暑さで熱(熱邪)がこもりやすい一方、エアコンで内臓は冷えがちです。白湯や常温のミネラル豊富な水分を摂り、冷房対策を行いましょう。

【冬】にファスティングを行う場合

  • 「陽気」を補い、保温を徹底する:冬はエネルギーを体内に蓄える「陰」の季節です。ファスティングによって体温が下がりやすくなるため、足湯や長めの入浴、お灸などで外側と内側からしっかり温めましょう。

【春・秋】にファスティングを行う場合

  • 準備期間と回復期間(養生)を大切に:急な食事制限や暴飲暴食は「脾胃」に負担をかけます。前後3日間ほどの準備食・回復食を丁寧に行いましょう。

まとめ

  • 夏は「湿邪」と冷えで「脾(胃腸)」が弱り、余分な水分が溜まる「夏太り(水滞)」が起きやすい
  • 東洋医学的にも、ファスティングのベストシーズンはデトックスの「春」と、胃腸を休める「秋」
  • 季節の変わり目である「土用」のプチ断食も胃腸リセットに効果的

「夏に体が重だるい…」「なんだか顔や脚がむくむ…」と感じたら、それは脂肪だけでなく胃腸の疲れと「湿気」のサインかもしれません。

気候の良い春や秋、あるいは季節の変わり目を狙って、自分の体質や季節の波に合わせた心地よいデトックスを始めてみませんか?

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