
内側から巡りを整えるお茶習慣に
秋が深まるにつれ、空気の乾燥が進み、体の内側もカサつきやすくなってきます。
漢方のもととなった古代中国の思想には「整体観念(せいたいかんねん)」という考え方があり、自然界と人体はつながっているとされてきました。
気温が下がるこの季節は、血の巡りも滞りがち。
だからこそ、体を内側から潤し巡りを整えることは、毎日を元気に過ごすためにも、髪や肌の調子を保つためにも大切なことです。
とはいえ、毎日忙しいと、食事や運動にまで気を配るのはなかなか難しいもの。
でも、そんな時こそ体や心が整っていることが、実はいちばんの支えになるのではないでしょうか。
まずは、無理なく手軽に始められる「お茶習慣」から。
季節の変わり目にやさしく自分をととのえるお茶をご紹介します。
「秋ー肺ー大腸ー皮膚―鼻」というつながり
漢方の五行論では、秋は「金」に属し、対応する臓腑は「肺」と「大腸」。そして肺は、鼻・皮膚とも深く関係していると考えられています。
五行論とは―――やさしく解説!「心と体のケア、薬膳の食材選びに役立つ東洋の知恵」
【肺】と秋の養生 ― 五行論から読み解く、やさしい漢方理論と薬膳セルフケア
- 肺(はい):呼吸や水分代謝に関わり、乾燥に弱い臓器。秋の乾燥によって働きが低下すると、体内の潤いが不足しがちになります。
- 大腸(だいちょう):肺と表裏一体の関係にあり、排泄や水分調整に関与。肺の不調は腸のリズムにも影響を与えるとされます。
- 鼻(はな):肺の“竅(きょう)”=外界との出入口とされ、鼻づまりや鼻血などの不調は肺の乾燥と関連づけられます。
- 皮膚(ひふ):肺が司る“皮毛”にあたり、潤いの不足は肌のかさつきやかゆみとして現れやすくなります。
こうした「肺」を中心としたつながりは、秋の乾燥や冷えによって乱れやすくなります。
肌のかさつきや鼻の不調、腸のリズムの乱れなど、表に現れる小さな変化は、内側の潤いや巡りのサインかもしれません。
だからこそ、季節の移ろいに合わせて、からだを内側からやさしく整える習慣が大切になります。
食事や運動ももちろん大切ですが、お茶なら無理なく生活に取り入れることができます。
次にご紹介するのは、漢方薬剤師が季節の養生に合わせて選んだ、7種の素材。
秋の乾きに寄り添いながら、日々の巡りを支える一杯です。
季節の変わり目に内側から整える、7種の素材たち
漢方薬剤師がブレンドした「緩管茶」
- ハブ
- 山査子
- 蒲公英根
- おから茶
- 麻子仁
- 金銀花
- 明日葉
素材の詳しい説明はこちらのページ
▶秋の乾燥がもたらす肌と腸の不調について~秋の乾燥対策
お茶から始める秋のセルフケア
季節の乾きに寄り添う、7種の素材をブレンドした「緩管茶」。
日々の巡りをやさしく支える一杯を、あなたの暮らしにそっと添えてみませんか。
このブレンド茶は、ティーバッグタイプなので、熱湯を注ぐだけ。または煮出してお召し上がりいただけます。朝の目覚めや夜のリラックスタイムなど、生活の中で無理なく取り入れられるタイミングでご利用ください。温かいお茶として飲むことで、季節の変化に合わせた体調管理の一環として役立てることができます。
お茶のご案内は、こちらのページでご紹介しています。
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